2009年06月30日

経済が分かった気になる秀作(映画「ハゲタカ」より)

映画感想「ハゲタカ」
NHKで全5回で放送されたドラマ。

バブル崩壊後に債務超過、倒産の危機にある企業に群がって利益を得ていった外資を表現した言葉。「ハゲタカファンド」これを物語にした作品である。
が、主人公の鷲津は、ハゲタカと言われながらいい人だった。というラストでドラマは終わっていた。

今回は、そこから10年の時代を経た舞台設定。
アメリカを中心とする外資系は、日本では大きな利益を得ていったが、本社の方はサブプライム等で大損失を受け力は弱まっている。変わって中国系から依頼を受けた劉が、日本の技術力を求めて、自動車会社を乗っ取ろう、とするところから物語は始まる。

その乗っ取りを回避しようと奮闘する芝野(鷲津の元先輩)に依頼を受けて、乗っ取り防衛に立ち上がる。

鷲津と劉の戦いを軸に、弱気になって気が変わる社長、サブプライムで損失を受けながら超高給を受け取っているアメリカの証券会社社員、報われない派遣労働者等々、経済・社会が見えてくる作品となっている。

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(感想)当初、意味の分からないシーンも無駄になっているわけではなく、ストーリーが展開してくるとともに繋がってくる。伏線がいくつかあって、こういう作品はやっぱり見応えがある。

前半は、単純な金の積み合い(自動車会社の株を買うため)に思えた戦いも・・
派遣労働者に抗議集会を起こさせて、社長を揺さぶる劉。
自動車会社が雇っているアメリカ人コンサルタントの親会社をも、戦いに巻き込んで仕掛けていく鷲津。

今の経済が少し分かってくる気がする作品である。
posted by しくむ at 19:52| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 心のつぶやきに言葉を(著作・映画編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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