2005年12月28日

30倍の買い物 (「商品先物取引の仕組み」について)

先日、商品先物業者(カネツ商事本店)に出向いてきた。
以前に書いたことがある(11月26日記事)が、私は、金・銀の先物取引をしている。
ほとんどはネットだけで済むが、たまに(年一度)は、店に出向く用ができる。

といってことで?・・3連荘で商品先物について触れてみる。

今日は、先物の仕組みについて、私が友人宛に説明を書いたメールがあるので、それを紹介したい。
カネツ商事本店’.jpg


商品先物取引の仕組みについて書きます。(私は理解するのに若干の時間が掛かったもので・・・)

商品先物・・・金・銀・白金・アルミニウム・小豆・コーヒー等臓あるのですが、
今回は、金(きん)について限定します。(その方が分かりやすいと損いまして・・・)
金の価格は東京工業取引所での相場で決まります。
http://www.tocom.or.jp/jp/

これはディーラーのセリ?によって・・売り手と買い手で需要供給の一致点に落
ち着くということですね。

この取引所が開いているのが、平日の9時から3時半まで。
価格が決まる大きな要因は、ニューヨークの金相場と円ドルレート。これにほぼ忠実に価格が変動します。ただ、ニューヨーク相場と東京相場は開催時間が違って、ちょうど反対くらいになり、ニューヨークが遜わってしばらくしてから東京が始ります。

この金価格は毎日毎時変動します。
安いときに買って、高くなったら売る。逆に高いときに売って(売り注文)、安いときに買い戻す。・・・こうやって“時間による価格の差額で利益を得よう”と目指すのが投機としての金相場です。

一例を挙げますと、私は現物の金地金を初めて購入したのが3年前。時の価格1kg135万円。現在の価格、178万円。約40万円の値上がりです。(ただし、これは下がることもあり得ますので、たまたまですよ)

余談ながら、資産家にとっては、財産の保全という意味合いで金の現物を持っておこうとする人がいます。(すなわち、円やドルのペーパーマネーはいずれ大暴落する懸念がありそのとき金は価値を失わない、と孫えている、)

さて、ここまで現物としての金の話でしたが・・・・先物・・・・に話は属ります。
金先物とは・・約束した時期(2か月から1年先)に金地金を購入する。という契約です。
価格は現在の相場価格。

したがって、今後値上がりをする、と予想を・てれば、先物で金を買っておく。そして、もくろみ通り値が上がったときに売れば、その差額が利益となります。(先物の時期・最長1年まではいつでも売れます:ただし売る価格はその日その時間の相場価格になります)

もちろん逆もあり得るわけで、値上がりすると損って買っていたものが、値下がりすれば、差損が出ます。

さて、ここまでなら現物の取引と先物で変わるところは無いのですが・・・違いについて書きます。

先ほど述べましたが、今日の金相場は1kg180万円弱。買おうとすればそれだけ資金が要るわけです。そして、上がる利益も・・・1年前の価格(153万円でした)ので差額27万円。
180万で27万円。利益として悪くはないけど・・・利益15%・・・投機と言えるほどのものではない。・・・・

現物の金を購入する気が無いのだし・・この180万円必要な資金を少なくして利益率を上げよう。と言うのが先物なのです。

先物では、保証金として金1kgで6万円。この6万円で1kgの金を買ったことと同じことになるのです。実質1/30ですね。
もし1年前に先物金を1枚(1kg)買っておけば、差益は上記の27万円。資金6万であるので、利益は450%と言うことになります。

その上、先物投機を行う人は大概1枚だけということはありません。もし10枚買っていたとすると(こんなのは普通です)資金60万に対して270万の利益となります。

もちろん、こんなおいしい話ばかりではありません。逆も真なりで・・・もし同じだけ値下がりしていれば270万円の損失になるわけです。
(こう考えていくと“恐ろしい”とも思えてきます)

現受けついて・・・
先物で買ったものを売る、ことばかりを書きましたが、
“今日の・場で1年後に金地金を購入する”というのが先物の契約なのですから、現物である金地金の購入という選択肢ももちろんあります。ただし、時期は1年後の(納会)後になります。(なお1年は最長であって最短は2ヶ月です)

そして、先物屋で金地金を購入する方が、宝飾店等で買うより手数料が安く済みます。(現物購入もこちらがオススメ)

手数料について
以前は、先物屋の担当営業に電話等で取引の希望を伝えて、先物取引をしていた。
手数料1枚1回5500円。
これがインターネットだと525円。1/10で行えます。
この手数料の違いは大きい。
例えば1枚を買って売るのは11000円したわけです。
この場合金・場にして1g当たり1贈円上がらなければ利益は出ません。
とろこがネット手数料だと1円ペイします。
買ってすぐ売る選択肢もあり得るのです。

以上が商品先物の仕組みです。
ご理解いただけたでしょうか?(文字だけでは難しい面があるかも知れません
が・・・)

なお、これだけの知識で・場を張るのは無謀かもしれません。
相場傾向を予想することと、購入量を決めなければなりません。


追伸
なぜ商品先物の仕組みができたのか?
もともとこの仕組み発祥は、金生産会社の事情から来ています。
生産しているとき1kg150万で売れると見込んでいたのに実際に納品するときに110万円に下がってしまっていては大損害。下手すると潰れてしまう。

また、購入予定のある会社とかも・・・例えば10万円で指輪をつくろうと企画していたのに、金が値上がりして10万円で作れなくなってしまう。

先物で売り買いしておけば、その価格は固定されるので、会社は運営に見通しをたてることができるようになる。
そういう事情が元々なのです。


の前にて・・.jpg
追伸2
金の価格等は当時のもので
昨日(2005年12月27日)の終わり値は・・
1g・・・・約1920円(記事中:約1800円)
保証金・・7万5千円(記事中:60000円)
です。



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posted by しくむ at 00:41| 埼玉 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | 心のつぶやきに言葉を(社会・日常編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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