2008年09月23日

牽いてもらうもさわやかに(大阪城旅行記3)

(前回記事の続き)

img560.jpg

天守閣広場はなにやら賑やかだ。
人力車を引いている・・・その周りでかけ声を掛けている。
浅草や京都で見かける人力車をやっているのだろうか?
そう言えば、この春旅行した秋田(角館)で10分間だけ人力車に乗ったなあ。
しかし、わざわざ料金を払ってまで・・・・
と思っていたら、そちらの方から声を掛けてこられた。

無料で人力車の搭乗体験ができるとのこと。
そして、これは業者ではなくて、大学のサークルだということを聞いた。
それも東京の。

へぇ・・東京から・・遠いとこからね。
大学というのも一つではなくていくつかの大学。
なんて聞いていると自分の番が回ってきた。
引いてくれたのは女性。なんだか、申し訳ないような、ちょっとそんな気分になった。
乗っている時間は2分程度。
くるっと走っただけだった。
しかし、気分はよかった。

この後アンケートを書いて、その場を去った。
人力車サークルの皆さん、さわやかでした。

img561.jpg

この天守閣広場(多分、本丸)には食堂や休憩所(ジュースやソフトクリームを売っている)がある。
ここでしばし休憩。
のどが渇いていた。

ちなみにこの時期(8月後半)暑い時期であったが、
大阪城公園は森の中、街の中に比すと暑さはかなり緩和されて過ごしやすい。

この後、別の門から広場を出る。
内堀を渡って・・先には豊国神社があった。
豊臣の氏神になるのだろう。

ここで遊園地であるような
汽車風のシャトルバスがあった。
昔来たときはこういうのはなかったなあ・・・
せっかくの機会だから乗っていこう・・
当初、他には客がいないのかと思っていたら、
出発間際になってたくさんの人が乗ってきて、満員だった。

この、放送でガイドがかかり、城の堀や石垣、門。また、花壇などの説明が流れる。
こういうのを聞きながらだとよく分かる。
(ただ、放送よりも生の説明の方が面白いということはある)

img567.jpg

20分ほど乗って、停留所?につく。
ここから15分ほどあるいて帰りの駅に着いた。


posted by しくむ at 02:08| 埼玉 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月21日

堀を眺めながら(大阪城旅行記2)

(昨日の続き)

ここから大阪城天守閣を目指す。
大阪城ホールを通り抜けた。
この感じ、皇居の武道館とダブらせてしまうのは私だけだろうか?

oosakajouho-ru.jpg

nihonnbudoukann.jpg

天守閣は当然高いところにあって、石の階段等をあがっていく。
対してきつくはないところだ。
以前、安土城とか見に行ったことがあったが、こっちは結構遠くなって汗をかく。
もっとも城中心の近くまで駅が来ている、とも言えるのだろうが・・・。

堀を越えて上がりきると、そこは天守閣前広場。
地面としては一番高いところだ。
城らしく銃口が作られた壁があったりして、下を見下ろせる。
二重堀の内堀が真下の感じに見える。

img563.jpg

その昔、江戸時代前、大阪城を舞台とした戦争・・大阪の冬の陣、夏の陣があった。と習ったのを思い出す。

徳川家康はこの城を攻めあぐねて、和議を申し込む。その条件が外堀を埋めること。
それを城方の豊臣家は受け入れ、和議が成り立つ。
(大阪冬の陣)

しかし、徳川方はその約束を違えて、内堀まで埋めてしまった。

堀のない城では最早役に立たず
簡単に城方の豊臣側が負けて、滅亡する。

小学生の頃に読んだ話を思い出した。


これが中学生の頃に習った話になると、
「大阪城の外堀を埋められると・・内堀の付近から大砲を撃つと天守閣に届いてしまう。・・・で簡単に落ちた」
と歴史の時間に習った。
確かにこの距離なら昔の大砲でも届きそうだ。

(この頃の疑問)
そんなに簡単に落ちてしまう、”堀を埋める”という条件をなぜ城方は受け入れたのか?
私はそれが疑問だった。


司馬遼太郎の小説「城塞」(大阪の陣を題材にした作品)より

和議の情景として、”そう堀を埋める。”と言うのがあった。
この”そう堀”とは飾りのような部分で、
「それくらないならいいでしょう」
と大阪方の大野修理は答えた。

で、埋める作業になる。
これは、徳川方に参陣した外様大名が命じられた。
徳川家康の印象をよくしようと、どんどんと埋めていって、そう堀ならぬ、”そう堀とは全部の堀のことだ!”と言って、外堀も内堀も埋めてしまって、堅陣を誇った大阪城を掘り無しの城になってしまった。

この後、家康は言いがかりをつけて、戦争を始めて、豊臣家は滅亡する。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

と、小説は一番詳しくて分かりやすい。
ただし、司馬遼太郎の小説は作り事が多く、どこまでが史実か分からなくなる、
ということであるので、この辺も作り事が多いようにも思える。


横道にそれてしまった。


天守閣広場から見た天守閣はえらく新しかった。新築したのだろうか?
新しいと史跡の重みをあまり感じさせない。
以前に来たことがあったので、今回は、天守閣には上らなかった。

「大阪の城には天守閣があるから、東京の人はうらやましがるんだよ」
観光客の一人がそんなことを言った。

そう言われ見れば、皇居(江戸城)には天守閣はない。本丸、天守閣跡と言って、石垣と礎石が残っているだけだ。(堀や矢倉があるので城であることは分かるのだが)
確かに大阪城の方が城として有名なイメージがある。

政治の中心としては、江戸城の方が期間も長く実質も伴った筈だ。
大阪城を作った豊臣秀吉は、政治は伏見城や聚楽第など京都で行っていたのが主だった。


城としてのイメージが大きいのは「戦場としての城」だったからだろう。
天下を手中にした家康でさえ、力攻めでは落とせなかった城。という意味合いで。

またまた横道にそれてしまった・・・

(続く)
posted by しくむ at 09:55| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月20日

水面からの景色(大阪旅行記1)

(1ヶ月前のことを書きます(^^;)

1週遅いお盆休み、久々に帰省した。
墓参りをして、足を伸ばして大阪城に行った。
まだまだ暑い日差しの中で、駅で待つのも汗をかく。

大阪城公園駅、環状線の駅の一つだ。
子供の頃、母に連れられて初めて大阪城に来たときはこの駅は無かった。
(もっともこれは20年以上前の話だけれど)
比較的新しい駅ということだ。
駅からは天守閣が見える。

この駅からすぐに堀を渡る。
「大川」なる川に沿って奥に進んだ。
5分歩くと水上バスの乗降り場がある。
この辺の川はもともと大阪城の一部、外堀を一角となっている。
(川を利用して堀の一部にした、と言う方が正確なのだろうけど・・)

発着場に水上バスが近づいてくる。
今日はこれに乗る。
水上アクアラインと銘打つ背丈の低い船に乗り込んだ。

img558.jpg

発岸。
窓は水面50cmかなり低い。
スピードは決して速くは無いが、幅の広い川を下流に進んでいく。
大阪城側の川岸はやっぱり緑が多い。
対岸も舗装されて高いビルが目立つがそれなりに緑も多い。

所々で天守閣が見えた。
やっぱり天守閣というのは目立つ。

城沿いを過ぎると寝屋川と合流する。
ここから寝屋川を下る。
桜道の通り抜けの造幣局があったり、反対側は堂島であったりと、
川沿いは以前歩いたことがある場所だ。
しかし、水面から見る景色は見え方が違う。新鮮に感じられる。
どっちがきれい、と言うことではないが・・・。
市中の川を進んでいるのだから、橋は普通にある。
船高はそれより低くくぐっていくことができる。
そのために、こんなに低い作りになっていたのだ。

img559.jpg

そんなこんなで元の場所まで戻る。
約90分の航海だった。

(続く)
posted by しくむ at 13:05| 埼玉 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月18日

新聞記事が重なって(実習会スピーチより)

こんなのでも窃盗罪に・・
実習会スピーチ
山村康夫氏
課題「雨・水」

団地などでよく見かけるのですが、外に水道があります。子供の頃はそこで水を飲んだりしていたのですが、最近は、蛇口に回す取手が着いていないんですね。これだと回すことができない。飲めなくなってしまっているんですね。

なんだか不便になったなあ、くらいに軽く考えていたんですね。そのときは。

話は変わって、友人と3人で喫茶店で話しているとき、友人の一人が、携帯電話の電池が切れそうになっていたんですね。
「ちょうど充電器持っているから、ここのコンセントで充電しよう」
と私が言うと
「それは、窃盗罪になる!」
もう一人の友人が言いました。
これで充電はあきらめました。

しかし、こんなことで窃盗罪になっちゃうのか!と驚いてしまいました。


で、水道の蛇口のことを思い出してしまったんですね。
電気が窃盗になるなら水もそうなのだろう。
ということは、窃盗できないように、蛇口を回せないようにしているのではないか!

世知辛い世の中だなあ!


(感想)
へっ、そんなので窃盗になるの?私もびっくりだったが、後日の新聞記事で、「携帯電話の充電を駅で行った女性が警察に微罪処置された。(不起訴処分)」なんてのを読んだ。
金額にして3銭。
「3銭でも窃盗は窃盗」警察のコメントが印象的だった。

なんだか、ニュースを先取りしたスピーチで改めて印象深くなった。
posted by しくむ at 21:40| 埼玉 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 心に残るスピーチ(教室編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月11日

話3つをつなげて聞かせる(実習会スピーチより)

自分を褒めて失敗した
実習会スピーチ
金丸善豊氏
課題「水」

北京オリンピック、終わっちゃいましたね。
選手を送り出すとき、福田総理は
「ほどほどにがんばって・・・・」と
激励しましたが、その通りほどほどに盛り上がってほどほどの成果を上げましたね。

課題が水なので、水泳の話をしますと、
北島康介は先のアテネと今回と2大会連続で金メダルを取りましたね。
見事でした。
ですが、その前、シドニーにも高校生で出場しているんですね。
このとき4位。
”よくやった”と自分としては満足していたのですが、
帰国したとき、
メダル獲得選手はこちら、後は解散。
と分けられてしまって、非常に悔しい思いをした。
”やっぱり4位ではダメなんだ”
と奮起したところに、後の活躍があったんだと思います。

翻って自分ですが・・・
先日、役所の査察が臨時でありました。
私のところは○×台帳をつけていないといけないんですね。
ところが、2年間それはつけていなかった。

急遽その台帳を書きました。
で、先月1ヶ月分を夜中までかかって書き終わりました。
そこで疲れてしまって、
”もういいかこのくらいで”と酒を飲んで休みました。

で、査察当日、先月分ではなくて、昨年の台帳を見せるように・・・
と言われて
「ありません」としかたなく答えました。
それでこってりとしぼられてしまったんですね。
ごめんなさい”しかなかったのですが・・・

私の方は北島選手と違って
途中で”よくやった”と自分を褒めてしまってやめてしまった。
これが凡人たるゆえんですが・・・
失敗の原因でしたね。

男はやっぱり、自分に甘く褒めたりしてはいけない。
と反省した出来事でした。



(感想)
失敗談であったが、時事ニュースを掛け合わさって、笑いながら聞いてしまった。
この話、3つのエピソードが話されている。
(福田首相、北島選手、役所の査察)
突き詰めれば関連のない3エピソードなのだが、それを何となく関連した一連の話として聞かせてしまう、これは金丸氏の話術のなせる技なのだろう。

(気づいた点)
福田首相と北島選手の話は、オリンピックつながりとして一応の関連を見なせるが、役所の査察は”もうここでいいか!”と酒を飲んでやめてしまった、行動を「自分を褒めた」と表現したのは、んんん・・
(もっとも私が表現や位置づけに神経質なのかもしれないけれども)
posted by しくむ at 21:43| 埼玉 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 心に残るスピーチ(教室編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月10日

スポーツニュースネタにエピソードを加えて(実習会スピーチより)

勝利に水を差す分けじゃないけれど
実習会スピーチ
平山正義氏
課題:雨・水

昨日のサッカー。日本勝ちました。
見たかったのですが、その日宴会がありまして、残念ながらダイジェスト版しか見られなかったです。
勝ったのはいいのですが、内容的には・・
フォワードが点を取れないで、ディフェンスが点を取ったり。
ディフェンスが上がっていて守れないことが多かったり。

ディフェンスが点を取るのは悪いこととは言えないのですが、
それで自分の持ち場がおろそかになっては元も子もないですね。

多くの人がそう言っていました。

ところで、この試合午前3時と深夜だったのですが、
父から、ペナルティキックを決めた選手選手を聞かれたのですが、
飲み過ぎていたのか、分かりませんでした。
後に○×選手だと分かったのですが・・・

「なんだ、それでサッカー通か。俺と変わらないじゃないか!」
なんて父に言われてしまい、
分からなくなるほど飲んでしまってはいけないなあ、と自分のことも反省させられました。

以上、勝利に水を差すわけではないけれど、と言うお話でした。


sakka-.jpg

(感想)スポーツ観戦をほとんどしない私にとっては、こういう情報も新鮮で目新しい。
(流行に後れているのか!と反省させられるが)
終盤に自分の失敗のエピソードを加えてユーモラスな締め方が印象的だった。

「勝利に水を差すわけではないけれど」・・
「主題は「自分の持ち場を果たせ」という方がエピソードを言い表せているように思える。」と意見もあったが、
ここは課題の「水」と掛け合わせたのだろう。
主題として面白かったと感じた。



(気づいた点)
題材的に、スポーツニュースネタになっていて、自分のエピソードに比べるとスピーチとして印象度は弱かったかもしれない。
posted by しくむ at 21:46| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 心に残るスピーチ(教室編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月04日

泣きたい話を明るい口調で(実習会スピーチより)

宙に浮いた80万円
滝山礼子さん
課題「熱・厚・厚」
実習会スピーチ

先日、家の書類を整理していると、一枚の図書券を見つけました。
「熱○書房」の図書券です。
この出版社は倒産してしまって、この券はつかない紙くずになってしまいました。

それに関連して思い出すのですが・・
少し前、母は文章教室に通っていたりしました。
それもあって、自費出版する、と言い出して
小説を書き始めたのでした。

それでできた小説は、身近の出来事を書きつづった10ページほどのものでした。
文章的には面白かったりするのですが、
これではとても本にはできない。
出版社に持ち込んだところ、
「短編集にするとかならできるかもしれませんが・・・」

で、私がこの文章に手を入れて、肉付けして、出版にまでこぎ着けよう・・
と書いていたりしたのですが、
何分、自分の知らないことがあったりして、イメージが膨らみにくくなかなか
進みませんでした。

そうこうしているうちに、私の方が仕事で忙しくなってきてしまいました。
そうやって時間が経ってくるうちに
その出版社「新○書房」は倒産してしまいました。

自費出版のために80万円先払いしていたのですが、
それは消えてしまった、となってしまったのです。

しかし、いつか本を出したいと、私も思っています。
以上、宙に浮いた80万円というお話でした。



jihishuppann.jpg


(感想)
80万円、無駄になってしまった、という損をしたというか腹立たしい・泣きたいような話であるが、そこを明るくユーモラスに語る口調が、印象的だった。
失敗した話というのは明るく話した方が好感を持てることが多い。

(気づいた点)
出だしの図書券のエピソードは本筋と直接関連していない、と思われるので、それは省いた方が、話の内容はすっきりしたかもしれない。

主題「宙に浮いた80万円」であったが、ほぼ返ってこない状況なのだろうから、「宙に浮いた」というよりは、「夢見る前に消えた」とかがあっていたかもしれない。






posted by しくむ at 22:10| 埼玉 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 心に残るスピーチ(教室編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月02日

運転動作も歯切れ良く(実習会スピーチより)

簡略化されるのも考え物
山下康夫氏
実習会スピーチより


先日電車に乗る機会がありました。
そのときたまたま先頭車両の前だったんですね。
子供の頃、電車が好きで、よく先頭車両の一番前から、車掌の運転を見ていました。
「○○よーし」
と指さし確認しながら、いろいろなレバーを回したりして、
子供心にこれがすごくかっこよく見えました。

今回それを思い出しながら見てみると・・
それが全部ボタンになっていて
指さし確認もなくて
運転がすごく地味になっていました。

寂しい気持ちになりました。

最近の機会というのは、こんな感じで操作が簡略化されていることが多いような気がします。
電車の運転にしても、あのかっこいい運転を見て鉄道マンを目指した、そんな子供がたくさんいたんだと思うんですね。
今のあの操作では、憧れたりはあまり無いんじゃないでしょうか?

以上、簡略化されるのも考え物!と言うお話でした。





(感想)
電車の操作や指さし確認を身振り手振りで分かりやすく説明されて、イメージがよく湧くスピーチだった。

電車が好きなんだ、という気持ちが良く伝わってくる印象に残るスピーチだった。

(気づいた点)
主題「簡略化するのも考え物」・・・
簡略化するのもよくない、というニュアンスが主題となっているが、
前半に述べられてエピソーからは「考え物」というより「寂しい」という気持ちを表明した方がぴったり来るのではないだろうか?
posted by しくむ at 05:34| 埼玉 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | 心に残るスピーチ(教室編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月07日

話し方勉強会のお誘い

8月勉強会=第35回実習会のお知らせ

日時:8月24日(日)午後1時3分〜4時57分
場所:赤羽会館

3分スピーチ課題「熱・厚・暑」

講義は「はぐらかしのテクニック」
会議、講演では「答えられない質問がきたらどうしよう」「相手の人の方が詳しいのでは?」等々の不安からあがってしまったり。

何も悪意のあるものや、わからないものまで全て真面目に答える必要は無い、しかし無視したり、キレたりすることなく冷静でスマートな切り返し方を皆で学んで行きたいと思います。

都合の付く方、是非参加下さい!
初参加の方歓迎
posted by しくむ at 22:04| 埼玉 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 教室レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月31日

囲碁を題材にしながら(映画「囲碁王とその息子」より)(その2)

(昨日記事の続き)

上映後は予告通り、監督と俳優2人(一人は12才の子役)を迎えてQ&Aの時間が設けられた。
http://www.cinematopics.com/cinema/c_report/index3.php?number=3507&to=next&offset=0


img513.jpg

司会「何かご質問はございますか?・・・はい、左側後ろの方」
質問者「私は碁会所を経営しております。韓国や中国では囲碁が盛んですが、どういう理由からか、監督のお考えを聞かせていただければありがたいのですが・・・」

(監督は中国人なので通訳が入りながら・・・」

監督「この作品は囲碁を題材としていますが、描きたかったのは親子の愛情です。・・・・・・」

と、対話は少しちぐはぐな感じがしたが、通訳を挟んでいることだしこういうこともあるのだろう。



質問者「私の父は県の大会で一位になったくらい囲碁好きなのですが、出かけていったら朝帰りになることもよくあって、母はそのことをすっごくおこっていたのですが、この作品を見てなんだか分かるような気がしました。父をちょっと許そうかな?というきになりました。・・質問というより感想ですね。」


質問者「まず感想ですが、すばらしい作品で感銘しました。・・・とろこで質問ですが、息子の方が挫折するとかいう場面は入らなかったのでしょうか?」
(作品中は、息子はほとんど負けることなく順調に勝ち進むので、それはリアリティに欠けるのでは?という意味の質問:しくむ解釈)

監督「ありがとうございました。挫折の場面も考えたのですが、最後は希望のある明るい終わり方をしたかったのでこういう終わり方になりました。」

(この辺も少しちぐはぐだったかもしれない。)

質問者「監督や俳優さん、実際に囲碁をなさると思いますが、棋力はどのくらいですか?」

監督「父役の○は初段打てます。私と子役の△は実は囲碁はできないんです。」


///////////////////////////////

私=しくむも質問の手を挙げた。
しくむ「この作品のタイトルは”囲碁王とその息子”でしたよね。で、ラストの方の台詞で父が”私は囲碁王の父親と呼ばれるのが夢だ”という台詞がありました。この台詞が作品全体を表していると思うんですよね。タイトルと少し食い違っているのですが、この辺はいかがでしょうか?」

監督「今のは良い質問ですね。そうなんですね、父はプロになる機会を逃してしまった。で、今はその夢を息子に託す。そういう親子を描いた作品なのですね。」



(感想)質疑応答の感想:
観客は、囲碁の愛好者が多かったようだ。
質問も囲碁に関することが多かった。
また、司会者の方の質問は、俳優としての苦労話などを聞いたものもあった。

しかし、囲碁に関すること(例えば中国の囲碁事情など)を質問するのは、この場面ではあまり適切とは言えない。
監督は特に囲碁好きというわけではなく、原作に惚れて囲碁を題材にした作品を作った。
なので、ここでは作品について質問するのが的を射ているではないだろうか?

と手前味噌になるが、私の質問がそれに当たると思えた。
(”良い質問”と監督から言葉が出たのは、私のだけで、ちょっと自慢したい気分になった)

私の解釈・・・
この作品を一言で言い表すとすると”囲碁王の父を志し”なんてことになる。
ただし、このタイトルにしてしまうと、ネタバレ。作品の顛末がすこし想像できてしまう。
そこで、最初から分かっている設定=「囲碁王とその息子」というタイトルにしたのではないか。

・・・・・・・・・・・・

一般的延べ方として・・・
今回に限らないが・・
質問者はまず、感想から述べることが多い。
「すばらしい作品、感銘しました。」とか「楽しませていただきました。」とか。

私からするとそれは余計だと思える。
質問を受け付けているのだから、通り一遍の挨拶などは退屈なのだ。
こういうのは抜きにして、いきなり本題に入ればいいのではないか?
というのが私の意見である。しかし、多分これは少数意見なのだろう。
(私が決まり切った台詞があまり好きでない)

もっとも、感想と言っても、その作品の具体的な場面を揚げて感想を述べるとか、作品の特徴やメッセージを解釈して感想を述べるのなら、それは聞き応えがあったりもするのだろうけど・・・。


私はしばらく囲碁を打つのをご無沙汰していたが、久々に打ってみたくなった。
(これは作品と特に関連しない感想)
posted by しくむ at 21:00| 埼玉 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 心のつぶやきに言葉を(著作・映画編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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